臨床心理士とは
これまで、「臨床心理士」という民間資格が、日本で最も信用度の高い心理学系資格とされてきました。その理由として、臨床心理士はスクールカウンセラーの採用要件であったり、医療機関における保険診療での「臨床心理技術者」とほぼ同意義として用いられており、いままでの心理学系資格の国家資格が存在しなかったことから、「臨床心理士」が事実上公的に運用される資格となっているためです。
新たに公認心理師の資格が創設され、世に広まっていくことによって、臨床心理士の位置づけや立場は変化していくことが予想されますが、スクールカウンセラーなどのように人手不足な職種もありますので、当面は臨床心理士の資格保有でも働ける場所は急激には減らないと思われます。
主に働いている場所
・教育機関/医療機関/福祉施設/司法分野/産業分野
・私設相談(開業臨床心理士)
臨床心理士と出会うには
臨床心理士と出会うためには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから検索したり、日本臨床心理士会が運営する「臨床心理士に出会うには」を利用することができます。
また、弊校「IPSA臨床心理士大学院予備校」を運営する「MEDI心理カウンセリング」では、関東・関西(特に東京、大阪、神戸)での臨床心理士のつながりを持っているため、臨床心理士への取材や講演依頼が必要な場合、臨床心理士を派遣、ご紹介することが可能です。「MEDI心理カウンセリング」による臨床心理士のカウンセリングに関しては現在、大阪か神戸のみとなりますのでご注意ください。
臨床心理士になるために
臨床心理士になるには、財団法人臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士指定大学院」の修士課程か専門職学位課程を修了し、修了後に臨床心理士資格試験を受験して合格する必要があります。
「臨床心理士指定大学院」の受験資格として、4年制大学を卒業していることが必要です。臨床心理士指定大学院のある大学など、もともと臨床心理士になるための学習をしてきた方はともかく、臨床心理士の仕事や学習に縁がなかった方は、独学で勉強するか、弊校「IPSA臨床心理士大学院予備校」のような、臨床心理士指定大学院への受験対策を行う予備校に通って学んでいただくことが選択肢となってきます。
IPSA臨床心理士大学院予備校では、独学または予備校で使うテキストとして「臨床心理士試験対策心理学頻出キーワード集」や「臨床心理士試験対策心理学標準テキスト(2014年3月刊行予定)」、「はじめての心理英語(臨床心理士指定大学院入試対応)」(いずれも秀和システム)を全国出版しており、全国の書店でお買い求めいただけます。
臨床心理士になるには
臨床心理士になるには、どのようにすればいいのでしょうか?
臨床心理士になるためには、まず4年制大学を卒業しなければなりません。また、4年制大学を卒業後、臨床心理士になるための大学院である臨床心理士指定大学院に行く必要があります。
臨床心理士指定大学院とは、臨床心理士になるための科目や実習などを細かく定めた規定を満たした大学院(平成23年8月現在で159校)のことで、大きく分けて臨床心理士第一種指定大学院、臨床心理士第二種指定大学院、臨床心理士専門職大学院の3つがあります。
臨床心理士になるには、これらの臨床心理士指定大学院と呼ばれるものに合格し、大学院2年間を修了後、臨床心理士資格試験を受けて合格する必要があります。
弊校「IPSA臨床心理士大学院予備校」は、臨床心理士になるための指定大学院への合格を最短距離でできるように指導させていただく予備校です。臨床心理士になるには大学卒業後に予備校へ通った場合、予備校の半年ないし1年間と大学院の2年間、受験して合格、交付されるまでの1年間の合わせて4年間が必要です。