外はだいぶ暖かくなってきたものの、自宅で過ごす日々が続いていますね。
当予備校生のみなさんはご存知かと思いますが、当予備校の講師陣は、現場で公認心理師・臨床心理士としてカウンセリング業務も行っています。したがって、すでに公認心理師・臨床心理士資格を有しており、これらの試験にも合格したわけですが、もちろん、その前には大学院受験にも合格しています。
今回は、大浦講師の勉強方法をご紹介します。
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私は、大学生(理系)から社会人を経て、大学院に進みました。受験勉強開始時は、心理学はほぼ初学であったので、予備校(当時はIPSAがないので別の予備校)に進みました。予備校では、IPSAの生徒さんと同じような内容を学びました。今回は当時の自主勉強法を、書籍を紹介しながらお伝えします。
〇基礎・臨床心理学
まず、予備校の授業の復習をしました。その際、自分でノートにまとめ直す作業をしました。また、心理学用語のためのノートを作り、各語の説明を100~200字でまとめました。その際、東京大学出版会の「心理学」という本が役立ちました。
臨床心理学の勉強は、授業の復習とミネルヴァ書房の「よくわかる臨床心理学」の読書を中心に行いました。理解できていない部分は、その都度、インターネットや様々な書籍で調べてノートにまとめました。
〇英語
英語の勉強法は心理学のそれとは違い、ノートを作らず、以下の書籍を繰り返し読みました。
1)速読英単語(z会)
2)基礎からわかる英語リーディング教本(研究社)
3)ビジュアル英文解釈 Part 1, 2(駿台レクチャーシリーズ)
4)英文解釈教室 改訂版(研究社出版)
1)~4)の順で2~3回繰り返し読みました。
また、長文翻訳対策として、教学社の「阪大の英語20か年」の長文読解問題の英語長文を訳しました。この際、訳語はノートに書きとりました。本書籍を選んだ理由は、訳語が解答に記載されているため、自身の訳語と比較できるからでした。
受験の1か月ほど前には過去問を解きました。その際、本番の解答時間に慣れるため、過去問の大学院の解答時間より5分短い時間で解答するようにしました。
私の勉強期間は1年でしたが、途中、モチベーションが下がることもありました。その時は勉強を一時中断して好きなことをやりました。受験勉強は短いようで長いです。是非、気分転換の方法を見つけつつ、勉強に取り組んでください。
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大浦講師は、元々理系の学部卒、さらには社会人を経てからの大学院入試だったとのことです。
これらは一見するとハンデを背負っているようにも思うかもしれませんが、すでに社会経験を積んでいることが、カウンセリングを行う場合には、役立つことも多くあります。
また、大学院入試では志望動機を書き、面接もあります。みなさんは、これまでの経験があって大学院へと進むことを決意したのでしょうから、これらの部分はむしろ書きやすく、面接においても強みになるのではないかと考えます。