行動療法のカギとなる考え方:「強化」について
こんにちは。
受検生のみなさんは勉強、進んでいらっしゃいますか?
今日は行動療法の用語について取り上げます。
そもそも、行動療法とは学習の原理を利用して、クライエントさんがより生活しやすくなるように手助けする方法だと私は捉えています。ここで重要になるのが、「強化」という概念です。
この「強化」について、今回は本の力も借りて少し説明をします。
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「正の強化(提示型強化)」…ある振る舞いが結果的に環境側から励まされて持続したり発展したりする循環のことをいう。ちなみに、その際の環境側からの励ましのフィードバックのことを「強化子」という。
「負の強化(除去型強化)」…何かから逃げたり避けたりするような振る舞い(回避行動)の循環のことをいう。
以上、三田村仰著「はじめてまなぶ行動療法」より抜粋。
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行動療法は、その中で使われている用語が難解な感じがするために、苦手意識を持っている方も少なくないかもしれません(私はそうでした)。ですので、用語の部分をひとつずつ分解して丁寧に把握していくことが重要です。
たとえば、上記の場合、正は「+(足す)」という意味がありますし、負は「-(マイナス)」という意味があります。ですので、「提示型(+)」、「除去型(-)」というようにも表現されています。
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(文責:福原)