ピグマリオン効果とは
2020.06.05
暑い日が続いていますね。
対面での当予備校の授業もようやく始まりましたが、初回の授業はみなさん、いかがでしたでしょうか。
教えたり、誰かにわかりやすく説明するということは、本当に難しいことだと日々感じています。
今年の初め、小学生の頃の恩師にお会いしに行きました。30年ぶりにお会いした先生は、白髪が増えており、見た目には年月の積み重ねを感じましたが、穏やかな口調や凛とした姿勢は、あの時のままと変わらずでした。
先生は、教え子たちに対して「みんなができる子だと思っている」というようなことをお話しされていました。そして、この頃の私は勉強することが好きで、成績も悪くはなかったと記憶しています(ピグマリオン効果※もあったのかもしれません)。
さて、このピグマリオン効果ですが、その再現性に対しては批判的な立場もあるようです。一方、「できない子だ。ダメな子だ」と否定的に思われたりするよりは、肯定的に思ってもらえた方が双方にとっても幸せな気がしますが、みなさんはいかがでしょうか。
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※ピグマリオン効果(教師期待効果)
教師の期待によって、児童・生徒など学習者の学習成績が上昇する現象を指します。
ピグマリオンはギリシャ神話に出てくる彫刻家の名前です。自身が作った彫刻に自ら恋をするようになり、それを見かねた神様が、その彫刻を人間にしたというエピソードから名づけられました(臨床心理士等心理系大学院院試&資格試験のための心理学標準テキストより一部抜粋)。
(文責:福原)