こんばんは！
一気に寒くなりましたね。体調は大丈夫でしょうか？

先日（12月15日）のブログの続きになります。

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嫌なことばかり避けていると、日々の意識も、嫌なものに向くことが増えてしまいます。
それよりも、本当に望んでいることは何なのか、その望みに意識を向けて過ごせるように、その方向へ向かって進んでいけるように手助けするのが、私たち心理士（心理師）の仕事だろうと、考えます。

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『不安の減少という嫌子消失による強化よりも、充実感の経験という好子出現による強化が生じるよう、「何ができたか。それができている自分をどう思うか」という点に焦点を当ててホームワークの振り返りをしました』

（以上、『認知行動療法とブリーフセラピーの接点』より一部を抜粋）。

＊上記は、とあるカウンセリングの経過についてまとめているものの一節です。
＊「嫌子」、「強化」、「好子」については、12月15日のブログをご参照ください！

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『不安の減少という嫌子消失による強化』ですが
人は、ネガティブな経験をすると、このネガティブな経験を避けることに注力してしまいがちですが、このことは当たり前であるようにも思います。なぜならば、辛いと感じることや悲しいと思うことは、誰しもができれば避けたいものだからです。ただ、こうしたことばかりを意識し続けると、本当は何をしたいのか・望んでいることは何なのか、それらが見えなくなってしまうというデメリットがあります。

『好子出現による強化』ですが
この点は私たち心理士（心理師）が手助けできるところです。
カウンセリングでは、相手が何に興味がありそうか、また、何をしている時が楽しいかなどについて興味をもってお訊ねします。人によっては、楽しそうに興味のあるものについて語ってくれる場合もありますが、一見すると淡々とお話されているように見える方も稀ではありません。ただ、声のトーンや大きさ、目の感じなど、どこかに変化は現れているはずです。

私たちには、目の前のClさんの小さな変化を見逃さずにその場でしっかりキャッチする力も、求められているように思います。

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（文責：福原）