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当予備校講師の勉強法(伊藤講師の場合)

勉強の進み具合は順調ですか?
大学院の前期入試まで半年を切ったこともあり、本腰を入れて勉強されてらっしゃる方も多いのではないかと思います。

当予備校生のみなさんはご存知かと思いますが、当予備校の講師陣は、現場で公認心理師・臨床心理士としてカウンセリング業務も行っています。したがって、すでに公認心理師・臨床心理士資格を有しており、これらの試験にも合格したわけですが、もちろん、その前には大学院受験にも合格しています。

今回は、伊藤講師の勉強方法をご紹介します。

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大学院受験は十数年前になりますが、今でもはっきりと覚えています(笑)。結果的には、内部進学になりましたが、内部試験ではなく外部試験で合格し進学しました。ややこしいですね。最後まで、内部進学か、外部の大学院に行くか、迷っていました。今ほど情報がなく、外部の先生がどんな研究をしているか、教えてくれる人もいませんでしたし、大学名で選んで、面接試験の際にえらい目にあったこともありました。事前調べが如何に大切かを肌身に感じました。

さて、勉強法です。
さきほど言いましたが、あまり情報がなく、手に入る過去問も少なかったため、全般的に勉強する必要があるだろうと思い、基礎心理学も臨床心理学も概要書から始めました。

①心理学への招待―こころの科学を知る (新心理学ライブラリ)
大学の心理学の授業で買ったものを勿体ないので使いました。今ではもっと良いと思われる概要書はありますよ(笑)。この本にある専門用語をノートに書き出し、自分なりにまとめました。その際に辞典も使いました。

②心理学辞典―有斐閣
志望大学の過去問を解きながら、問題に関連する用語を追加していきました。並行して、臨床心理学も同じように勉強しました。

③臨床心理学序説 高橋 雅春 (著)
これも大学の授業で使ったものです。他の概要書と比べて、ページ数が少なかったので、まとめやすかったです。同上記の辞書と、心理臨床大辞典も使用しました。以前は、「大辞典は受験に必要!」と言われていましたが、大学院受験も、臨床心理士試験もまとまった良い参考書があるので、あまり必要とされていないですね。

心理療法が問われる事例問題の対策は、十分にできなかった記憶があります。カウンセリングをやったことがない上に、内容について話しを聴く機会がないため、書籍や論文ではイメージが掴めず、どう書けばいいか悩みました。大学の講義で、先生がちらっと言ったことを膨らませて、解答に加えましたが、今思えば間違いだったかなと思います。そのため、予備校の講義では、事例問題対策用にと考えて臨床経験の話しをするようにしています。
 
英語の勉強方法は、ヒルガードの心理学を使いました。大学の図書館に、英語版、日本語版があったので、興味ある章から英語をひたすら日本語訳をして、日本語版と比べて訂正するということを繰り返していました。単語は、速読英単語を使っていましたね。大学受験の頃から使用していました。

①ヒルガードの心理学 スーザン・ノーレン他 金剛出版

②Atkinson & Hilgard’s Introduction to Psychology 

③速読英単語 必修編 

過去問の傾向から、全訳問題ばかりだったので、意訳でもできるだけ早く訳して書く練習をしました。おかげで試験の時、時間が足りないということはなかったです。
 
受験を志したのが早かったため、3年生の8月からほぼ毎日のように大学図書館に通い、準備していました。モデルケースがなかった分、どうやればいいかわからなかったこともあって、今となればもっと効率がいい方法もあったかなと思います。

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伊藤先生は事例問題の勉強法についても触れていますが、現場の話はやはり実際に働いているからこそ、わかることだと思います。

当予備校の講師陣は全員が心理士として臨床経験を積んでおり、実際の現場は机上の学問では学べないことがたくさんあります。

みなさんもぜひ、その未来を楽しみに、毎日コツコツ学びを深めてくださいね!

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